中国空母は2年後に配備 米軍首脳が軍事侵攻を警戒
2010.1.14 20:00
【ワシントン=佐々木類】ウィラード米太平洋軍司令官は13日の下院軍事委員会で、中国海軍が2012年ごろに空母を実戦配備するとの見通しを示した。委員会は、中国が無通告のままミサイル迎撃実験を行うなど軍事活動への警戒感が高まっているのを受けて開かれたもので、中国軍の空母計画について米海軍首脳が具体的に言及したのは初めて。
ウィラード司令官は、中国海軍の動きについて「遠洋での軍事展開を可能にするため空母の実戦配備を目指している」と証言。その上で、1998年に旧ソ連製クズネツォフ級空母「ワリャーグ」を未完成のまま購入し、2002年に改修を始めているとし、「12年ごろには実戦配備される。中国は空母運用の基本的な技術を習得するために使用するだろう」と語った。
中国は現在、初の国産空母として2隻の中型空母の建造に乗り出しており、ワリャーグとともに計3隻を運用する計画とされる。
一方、グレグソン米国防次官補は委員会に提出した書面で、中国の軍事力増大は地域の軍事バランスを崩すとし、「中国が近隣に対して軍事的侵略を行うことを可能にしている」と警戒感を示した。さらに「台湾の自己防衛力を維持するため必要な軍事物資とサービスの提供を続ける」と明らかにした。中国は米国が台湾への地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)売却を決めたことに強く反発している。
同次官補によると、中国は台湾対岸に1000基以上の短距離弾道ミサイルを配置。台湾まで燃料補給せずに飛行できる範囲に490機の戦闘機を配備しているという。
軍事委員会では、中国のサイバー攻撃も議題となり、「米政府や軍のコンピューターネットワークは中国からの侵入の標的となっている。有事の際には甚大な影響がでる恐れがある」(ウィラード司令官)との懸念が表明された。
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「誤解で衝突も」 米高官、中国の軍事力に懸念表明
2010.1.14 10:55
グレグソン米国防次官補(アジア・太平洋安全保障問題担当)は13日、下院軍事委員会の公聴会に出席し、軍事力の近代化を急速に進める中国が「台湾問題で最後通告を突き付けたり、軍事力で近隣国を威圧する恐れがある」と懸念を表明。「米中間の誤解や連絡ミスが危機や衝突につながる可能性もある」と指摘した。
オバマ米政権は地球規模の問題で中国との協力強化を進めており、グレグソン氏は安定した両国関係を通じ、軍事面で相互の信頼を育てる必要性を訴えた。
グレグソン氏は、中国が11日に発表した弾道ミサイル迎撃システムの実験などを念頭に、軍事情報の不透明さが中国の意図に対する疑念を生んでいると証言。安全保障上の課題に共に取り組むパートナーとして振る舞うよう中国に求めた。(共同)
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Thursday, January 14, 2010
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