
アフガンのCIA基地への自爆テロ 実行犯は二重スパイだった… (1/2ページ)2010.1.5 20:09
4日、米デラウェア州の空軍基地に運ばれてきたアフガニスタン・カンダバルで死亡した24歳の米軍兵士の棺(AP)
【ワシントン=佐々木類】アフガニスタン東部ホスト州の米中央情報局(CIA)のチャップマン基地で昨年12月30日、CIA関係者7人が殺害された自爆テロの実行犯が、CIA工作員を装った二重スパイだった。国際テロ組織アルカーイダに忠誠を誓うヨルダン人の男で、米情報機関へのテロリストの“潜入”は、アフガンなどにおける対テロ戦で苦しい状況におかれているオバマ米政権に、衝撃を与えている。
NBCテレビなど米メディアが4日、情報当局者の話として伝えた。米紙ワシントン・ポスト(電子版)などによると、男はアル・バラウィ容疑者(36)。ヨルダン出身の内科医で、イラクで殺害されたアルカーイダのザルカウィ元幹部と同郷のザルカ出身だ。
同容疑者は、CIAに協力するヨルダン当局に、イスラム過激派を支援した容疑で2007年に逮捕された。その後、ヨルダン当局者が説得した末に、CIAの工作員に“転身”させた。この当局者も今回の自爆テロで死亡している。
だが、実際には同容疑者は、CIAの協力者を装う二重スパイとなった。
逮捕前は、アルカーイダ系のウェブサイトの管理者として「アルホラサニ」という偽名でサイトを運営し、聖戦のためアフガンに向かうとの一文を寄せていたことが判明している。
4日、米デラウェア州の空軍基地に運ばれてきたアフガニスタン・カンダバルで死亡した24歳の米軍兵士の棺(AP)
【ワシントン=佐々木類】アフガニスタン東部ホスト州の米中央情報局(CIA)のチャップマン基地で昨年12月30日、CIA関係者7人が殺害された自爆テロの実行犯が、CIA工作員を装った二重スパイだった。国際テロ組織アルカーイダに忠誠を誓うヨルダン人の男で、米情報機関へのテロリストの“潜入”は、アフガンなどにおける対テロ戦で苦しい状況におかれているオバマ米政権に、衝撃を与えている。
NBCテレビなど米メディアが4日、情報当局者の話として伝えた。米紙ワシントン・ポスト(電子版)などによると、男はアル・バラウィ容疑者(36)。ヨルダン出身の内科医で、イラクで殺害されたアルカーイダのザルカウィ元幹部と同郷のザルカ出身だ。
同容疑者は、CIAに協力するヨルダン当局に、イスラム過激派を支援した容疑で2007年に逮捕された。その後、ヨルダン当局者が説得した末に、CIAの工作員に“転身”させた。この当局者も今回の自爆テロで死亡している。
だが、実際には同容疑者は、CIAの協力者を装う二重スパイとなった。
逮捕前は、アルカーイダ系のウェブサイトの管理者として「アルホラサニ」という偽名でサイトを運営し、聖戦のためアフガンに向かうとの一文を寄せていたことが判明している。
かつて、イスラム系の雑誌のインタビューに応じた際、ときおり興奮しながら聖戦の重要性と殉教の素晴らしさを熱っぽく語り、子どものころから殉教にあこがれていたと話していた。
アルバラウィ容疑者は重要情報があると持ちかけてCIA基地を訪れ、爆弾をいじる素振りはまったく見せず、あっという間に自爆したという。CIA側はアルバラウィ容疑者をパキスタン、アフガン国境に送り込み、アルカーイダのナンバー2で、ウサマ・ビンラーディンの右腕であるザワヒリ容疑者らと接触するよう指示していた。
今回のテロは、過去二十数年でCIAとしては最大の犠牲者を出す結果となった。複数の米情報機関の元高官は、ヨルダン人情報員を含む計8人が自爆テロで殺害され、6人が重軽傷を負ったとしている。なぜこれだけの多くの関係者が、自爆テロの現場となった、同容疑者から情報を聴取する場に立ち会ったのか疑問視されてもいる。軍事機密に関する事情聴取の際は、安全を確保するため通常は通訳を入れ1人か2人しか立ち会わないという。
アルバラウィ容疑者は重要情報があると持ちかけてCIA基地を訪れ、爆弾をいじる素振りはまったく見せず、あっという間に自爆したという。CIA側はアルバラウィ容疑者をパキスタン、アフガン国境に送り込み、アルカーイダのナンバー2で、ウサマ・ビンラーディンの右腕であるザワヒリ容疑者らと接触するよう指示していた。
今回のテロは、過去二十数年でCIAとしては最大の犠牲者を出す結果となった。複数の米情報機関の元高官は、ヨルダン人情報員を含む計8人が自爆テロで殺害され、6人が重軽傷を負ったとしている。なぜこれだけの多くの関係者が、自爆テロの現場となった、同容疑者から情報を聴取する場に立ち会ったのか疑問視されてもいる。軍事機密に関する事情聴取の際は、安全を確保するため通常は通訳を入れ1人か2人しか立ち会わないという。
No comments:
Post a Comment